歯の保存のため

内科的アプローチをはじめました

 

歯科医療とはある意味外科的な治療ですが、内科的なアプローチをすることでストレスを少なくできる治療法もあります。

 

神経を抜かなくてもよくなったり、以前神経を取る治療をしたけどまた痛みが出てきた歯の痛みがなくなったり、歯は痛くないけれど歯茎にできて時々やぶれていたできものが小さくなったりといった症例もあります。

 

この方法を導入することで、抜髄(神経を抜く)や抜歯をしなくて良いケースが飛躍的に増えるはずです。

 

この方法を紹介し、私自身の歯の治療をしてくれたのは大学時代の友人のM先生。

好感のもてる優しそうですが一本筋が通っている立派な先生です。

 

 私事で恐縮ですが、右下奥歯の根の先がL字型に曲がっている為神経が取りきれず、悪化して痛みがひどく抜歯もやむなしという状態だったのが、現在は噛める状態まで回復しました。

自分自身が経験し治療中のストレスがなく通院回数も少なく済むことに感動しました。

 

有効なケースだと思われる患者さんには積極的に使用して多くの症例で好結果を得ています。

今後も患者さんにとってメリットのある治療方法をどんどん取り入れていくつもりです。

 

症例 40代女性(在米)

※ご本人の承諾をいただいています

 

2018年9月に初診来院

 

(主訴)

過去に神経を抜いたことがある歯が痛くなったので、

アメリカでセカンドオピニオンも含め3か所で受診。

3か所とも抜歯後インプラントを提案された。

手術が怖いので何とか抜かないで保存できないかと来院。

 

(病名)

慢性化膿性根尖性歯周炎と診断

 

説明後内科的治療を希望され治療開始。

4日後に再診。

痛みも止まり効果を実感されたとのこと。

レントゲンでも明らかによくなってきている。

なるべくその歯で噛まないよう指導。

次回の帰国は12月とのことで予約を取る。

 

2018年12月

 

数日のみの帰国とのことでレントゲンで確認。

良くなっている。

治療後仮歯をかぶせる。

(本人希望のジルコニア作製が間に合わなかった)

歯ぎしりをしているので注意してもらう。

現地のかかりつけ歯科宛の書類を作製。

次回帰国時に何ともなければかぶせることに。

 

2019年6月

 

半年ぶりの帰国と同時に受診。

全く何ともないとのこと。

レントゲンで確認しジルコニアをかぶせ治療終了。

完全に元通りになったわけではないので、その歯をいたわるよう

にしてもらうよう指導。

 

おそらく昨年12月以降早い段階で治っていたと思われます。

 

 

2018年9月 初診時

 

 

2019年6月

 

 

※この方法の利点として、効果が表れてくると次の予約までの期間を開けることができるので、特に多忙な方には都合がよいことがあげられます。

 

従来の根幹治療では薬の交換に最低週1回(できれば週2回)の通院が必要です。

 

ただ有効なケースは限られているのでその点だけが残念です。