歯ぎしりと食いしばりの自覚は難しいです

 

ストレス社会の影響もあり、歯ぎしりや食いしばりで自分の歯が欠けたり割れたり痛んだりする方が急激に増加しています。

ひどい場合は完全に割れてしまい、歯を抜かなくてはいけない場合もあります。

 

従来の歯を失う原因は虫歯や歯周病がほとんどでしたが、それ以外の理由で大切な歯を失うのは残念なことです。

 

ひどい歯ぎしりの場合、自分で触ってみると奥歯が平らになっているのに気づくことがあります。

食いしばりの場合は音も出ませんので、ご自分で気づいていただくしかありません。

自覚さえしていただければ、マウスピースで歯を保護することでひどくなるのを防ぐこともできます。

 

「されてますよ」とお話した時に、自覚していただく事が本当に難しいのでいつも頭を悩ませています。

 

「そんなことしてません」とおっしゃらずに「もしかして?」と思っていただければ歯を守ることができます。

 

無意識でやっている習慣ですが、歯にとっては大変な問題なのです。